スリッページ

ストリーミング注文をした場合に起きる現象で、例えば、1ドル100.000円で注文をしたのに約定は100.004円になった、といったことがあります。
このズレをスリッページ(slippage)と呼ぶので覚えておいてくださいね。
上の例では、スリッページは0.4 pipsとなります。
(「pips」って何?というあなたはこちらをクリック!)

なぜこんなことが起きるのか?
レートは常に変動している、というのはあなたもご存知の通りです。
そのため、注文したタイミングからFX会社で注文処理が完了するまでの、ほんのわずかな時間の間にレートが変動して起きてしまうんですね。

特に、相場が急変動している状態では注意が必要です。
注文したかったレートから大きくズレたレートで約定してしまう可能性が高くなります。

もちろん、買いたいレートより安く約定すれば儲けものです。
ですが、思ったより高いレートで約定するとあなたにとっては不利になることを覚えておいてくださいね。

「じゃあ不利を覚悟でトレードしなきゃいけないの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありませんよ(笑)

各FX会社、ちゃんと対処してくれているのでご安心を。
例えば、ぼくの使っているDMM FXさんのツールでは、許容スリッページを設定できるようになっています。

許容スリッページ設定とは何か?
これは、「注文レートと約定レートのズレをどこまで許容するか」の設定になります。

この設定をしておくと、もしも設定値よりもズレが大きくなった場合には約定しない(注文が確定しない)ようにできます。
そのため、思わぬレートで約定した・・・なんてことを避けることができます。

例えば、許容スリッページを0.3 pipsと設定します。
1ドル100.005円で注文を入れたとき、100.002〜100.008円では約定します。
ですが、100.001円以下や100.009円以上では約定せず、注文不成立となります。

つまり、注文を入れたレートから±0.3円までは注文成立させていいですよ、と言う設定をしたことになります。

参考までに、DMM FXさんの許容スリッページ設定の仕方を下に載せておきますね。

図の左側は注文画面で、スリッページが0.3 pipsに設定されています。
設定のアイコン(歯車マーク)をクリックすると図の右側の画面が開きます。
スリッページ設定のところで、許容できる数値を入力すれば設定完了です。
数値は0〜999まで入力可能で、0〜99.9 pipsの範囲で設定できます。

設定はとっても簡単なので、リスクを避けるためにも必ず設定しておきたいところですね。

FX会社によってはスリッページが固定になっているところもあります。
スプレッドと併せて口座開設する際に確認してみてくださいね。
(「スプレッド」って何?と言うあなたはこちらをクリック!)

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